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福岡大学商学部・第3回「ソーシャル・イノベーション」セミナー
「働き方」を変えることからはじめよう
―働き方・アート・ソーシャルビジネス-
■日 時:2010年3月20日(土)
1部11時30分~13時30分(11時開場)
2部14時00分~16時00分
「ソーシャル・イノベーション」セミナーでは、まず、「社会性と経済性は両立するのか?」(第1回2010年1月29日)で、ビジネス・イノベーションの限界を明らかにすると同時に、ソーシャル・イノベーション(社会性にプライオリティがあるイノベーション)の必要性を浮き彫りにしました。次に、「われわれの未来をどのような人材に託すのか?」(第2回2月24日)で、貢献動機と当事者(一人称で考え行動する)意識を有す人材の発掘と登用が各地、各組織でソーシャル・イノベーションが誘発される要件だと展望しました。
3回シリーズの最後となる今回のセミナーでは、美術館内のスペースに場所をかえ、ソーシャル・イノベーションとそれを具体化するソーシャルビジネスについて、働き方やアートとの関連で議論をします。モデレーターは田村馨(福岡大学商学部)が務めます。
***プログラム***
本セミナーは2部構成で進めます。
■1部 働き方を変えたら、何が変わる?(11時30分~13時30分)
ゲストスピーカー:駒崎 弘樹氏(特定非営利活動法人フローレンス代表)
ソーシャル・イノベーションを起こすって大変なことなんでしょうか?起こすのは特別の才能をもつ選ばれた人材なのでしょうか?いや、違うはずです。誰もが、各位の持ち場で、各位のやり方でソーシャル・イノベーションを起こせるのではないでしょうか。一番身近な取り組みは、働き方を変えることではないでしょうか。第1回目に登場したマザーハウスは、工場で働く工員の働き方を変えることで、バングラデシュを、世界を変えようとしています。でも、日本では働くことを変えることは困難なことにみえます。そう見えるということは私たちが何かを見落とし、何かに囚われているからではないでしょうか。ゲストスピーカーである駒崎氏の軽やかな行動力と自由な世界観にふれ、「働き方を変える」イメージを持ち帰ってください。
■2部 ソーシャルビジネスをアートとの関連で考える(14時~16時)
ゲストスピーカー:池田 一氏(アーティスト)
アートとソーシャルビジネスには共通性があります。アートやソーシャルビジネスを私たちの身近な存在としておくことで、ライフスタイルが変わる、働き方(ワークスタイル)が変わるということ。なぜアートとソーシャルビジネスを私たちの身近な存在としておくと、ライフスタイルや働き方が変わるのでしょうか?そしてアートやソーシャルビジネスを身近なものにした時、私たちのライフスタイルや働き方はどう変わっていくのでしょうか?アートとソーシャルビジネスが持つ共通性を通じて、私たち自身のこれからの「生きること・働くこと」を議論していきたいと思います。アーティスト池田一氏には地球環境問題やアートの観点から討論に参加して頂きます。
■場 所:福岡アジア美術館「あじびホール」(福岡市博多区下川端町3-1 8F)
■定 員:100名
■参加費:無料
■申込方法:
メールまたはFAXにて、次の通りお申し込み下さい。
標題 「第3回イノベーションセミナー参加希望」
本文 「名前・所属・アドレス(FAX番号)・希望セミナー(1部か2部か、両方か)」
を明記してください。複数での申し込みの場合は複数名のお名前と
希望セミナーがわかるようにお知らせください。
■連絡先:
福岡大学商学部「次世代の公共セクターを担う人材育成プログラム」事務局
担当(田村・兵土)
E-mail
tamtam@fukuoka-u.ac.jp
FAX 020-4667-8
127(PCに届くFAXです)
【駒崎 弘樹氏のプロフィール】
1979年生まれ。99年慶応義塾大学総合政策学部入学。在学中に学生ITベンチャー経営者として、様々な技術を事業化。同大卒業後「地域の力によって病児保育問題を解決し、育児と仕事を両立するのが当然の社会をつくれまいか」と考え、ITベンチャーを共同経営者に譲渡し、「フローレンス・プロジェクト」をスタート。04年内閣府のNPO認証を取得、代表理事に。現在、東京23区及び千葉県浦安市の働く家庭をサポートしている。著書に『「社会を変える」を仕事にする社会起業家という生き方』(英治出版)『働き方革命』(ちくま新書)がある。2010年1月より内閣府非常勤国家公務員(政策調査員)に任命される。2008年「ハーバードビジネススクール
アントレプレナーオブザイヤー2008」 に選出。
【特定非営利活動法人フローレンスとは?】
子育てと仕事の両立可能な社会を目指し、2005年から病児保育をスタート。「こどもが急に熱を!」でも保育園ではあずかってもらえない。しかも今日は外せない仕事が・・・こうした悩みを抱える働く親は増え続けているにも関わらず、保育所数の2%にあたる数しか病児保育施設は存在しない。少子高齢化が進み労働人口が減少する中、日本が持続可能な成長をし続けるためには子育てと仕事の両立可能な社会づくりが必須である。こういった問題に対し、現在東京23区と千葉県浦安市にて約1000世帯の御家庭に病児保育サポートを提供している。また、大手企業や個人寄付会員さまからの寄付金により、ひとり親に格安でサポートの提供もしている。
【池田一氏のプロフィール】
1943年生まれ。京都大学工学部修士課程修了。世界的な水のアーティスト。地球環境問題を強く意識したプロジェクトを世界各地で実現。日本での環境アートの駆者のひとりとして、国内外で高い評価をもつ。1991年、21回サンパウロ・ビエンナーレでは、特別招待アーティストとして、日本人で初めてメイン・ステージを担当。1995年、国連50周年記念アートカレンダーでは、「世界の12人のアーティスト」に選抜された。2008年5月には、ニューヨークの国連本部での環境セミナーに招待され、社会と自然のシステムにおける、新しいパースペクティブの必要性を、「Water’s-Eye水瞰図法」として提案した。現在、花渡川(枕崎、鹿児島)、芝川(川口、埼玉)、ヤムナ川(デリー、インド)での環境アートプロジェクトを展開中である。
【福岡大学商学部「次世代の公共セクターを担う人材育成プログラム」とは?】
2009年の政権交代で、地方政府を取り巻く環境は大きく変わろうとしています。戦後の地方経済社会の発展を支え成長を牽引してきた「官と政の大きな枠組み」が変われば、地方政府のあり方も変わらざるを得ないでしょう。いまこそ、新しい公共セクターのあり方と、それを担うマネジメントとリーダーシップのあり方を考えなければなりません。本プログラムは、次世代の公共セクターを担う人材の育成プログラム開発に取り組んでいます。なお、本プログラムは福岡大学商学部の講義「オルタナティブ・ビジネス論:社会的起業家育成プログラム」「表現する力をきたえるプログラム」(担当:田村、兵土)と連携したプログラムです。両講義では、アートの可能性を大きなテーマとして取り上げ、2年前には金沢21世紀美術館の初代館長蓑豊氏を福岡にお招きしてのセミナー(福岡大学)、シンポジウム(福岡アジア美術館)を開催しました。